SIer

前向きなヒューマンエラー対策をしよう。

SIerが仕切っている開発現場でありがちなのが、何かミスを犯すと、そのミスを防止するようにすごく手間がかかるチェックが追加されて、開発効率とモチベーションが下がるというダメなパターン。 たとえば、「今年度は申請書(EXCELシート)書いて上司の判子も…

ご冗談でしょうSIerさん その5

入社して2年目、某官庁の案件のテスト工程に放り込まれた時の事だ。その案件はjavaの案件だったのだが、クラス名が連番で管理されていた。それだけで本当に恐ろしい案件だったと今更ながら思う。これは発注者側の要請ということだったらしい。また、こういっ…

ご冗談でしょうSIerさん その4

「ソースコードの修正履歴をコメントアウトでのこしてください。」本当に冗談であって欲しかった。一体何のためにCVSとかsubversionを使ってんだよ!最終的には、なんとかファイルヘッダへの修正履歴の追加になったけれども、これを聞いたときはいまだにこん…

ご冗談でしょうSIerさん その3

CORBAのIDLのインターフェース仕様書を書かされる。それも、どういう値をいれたら、どういう振る舞いをするのか、といったことを記述するのではなく、IDLをそのまま日本語訳したような仕様書を!たとえば、 int getStatus(string userId, string bnkCd)とか…

ご冗談でしょうSIerさん その2

javaの開発案件で、antの利用が禁止された。開発用のサーバに入れるのもダメで、開発用のPCに入れるのはOKなんだと。オープンソースがどうたらこうたら言ってたけど、おまえらどんだけオープンソース恐怖症なんだよ。 しかたなくMakeでビルドスクリプト書い…

ご冗談でしょうSIerさん その1

COBOL脳の恐怖 - Sacrificed & Exploitedで書いたSIerの話。SIerから、「日々の進捗をステップ数で報告してください。」っていう指示がきた。 まともに測定したところで、ソフトウェアの完成度とは全く違うなにか別の値が出てくるだけだし。 増えたり減った…

COBOL脳の恐怖

あるSIerの下請けをしていたときの事でした。RDBMSをつかったよくあるWebシステムの開発だったのですが、休日などのマスターテーブルのを編集する画面の設計書に「レコード番号」という項目があるのを見つけて唖然としました。RDBMSを使ったシステムでいまど…

恐怖の落ち穂拾い

某製作所には「落穂ひろい」という制度がある。 事故を起こしたあとの反省会のようなもので、トヨタ式に5W(なぜを5回繰り返して、原因を探る)の考え方に基づいて事故の原因を探るのだが、俺が見た限りでは、やってることは学級会のつるし上げと変わらな…

本番環境トラブル時の空気

http://kousyoublog.jp/?eid=2259を読んで、微妙な空気というものを思い出した。ある朝、常駐先に行ったら、ウチのリーダーから 「商用環境でハードウェア障害が発生しました、マシン室にお客さんが来ることもあるので、今日はちょっと深刻な雰囲気でお願い…