Voron0.2用のアクリルバックパネルを遊舎工房でカットしてもらった
はじめに
この記事は 3Dプリンター Advent Calendar 2023 21日目の記事です。
Voron0.2用の8010FANを取り付けるためのアクリルバックパネルを遊舎工房のレーザー加工サービスを利用してカットしてもらったので、記録しておく。
キーボード用では無いのだが、レーザー加工のレギュレーション内であればカットしてもらえるらしい。
動機
Voron0.2には制御ボード類の冷却用に3010FANがついているのだが、これが少し心もとないのと、取り付け位置もよくなさそうだったので、代わりのものが欲しかった
見つけたモデル
- Voron V0.2 Lower Rear Panel with 8010 MCU fan
- 8010FANを使うモデル
- バックパネルは3パターン
- 一枚板を印刷する(212mm x 185mm)
- 分割して印刷する(106mm x 95mm程度 x4)
- アクリルをレーザーカット
発注から受け取りまで
今回はAffinityDesigner2を使って加工データを入稿した。
- 遊舎工房のレーザー加工サービスページからテンプレートをダウンロードする
- printablesのVoron V0.2 Lower Rear Panel with 8010 MCU fanからレーザーカット用データ「lower rear panel 02.dxf」をダウンロードする。
- 加工データの作成
- AffinityDesignerでテンプレートを開いて、アクリルA4のレイヤー(アートボード)だけ残して他のレイヤーを削除する。
- AffinityDesignerから「lower rear panel 02.dxf」を開いてインポートする。
- 別ファイルとして開かれるので、CRTL-Aでパーツをすべて選択して、CTRL-Cでコピーする。
- アクリルA4のレイヤーを展開して、レイヤー:カット1(R255/G0/B0)を選択する。
- CTRL-Vでコピーしたパーツを貼り付ける
- 回転と移動でパーツの位置を調整する。
- 最外周の枠「LWPOLYLINE - 0x133」だけ選択して、CTRL-Xでカットする
- レイヤー:カット2(R0/G0/B255)を選択する
- カットしたパーツをペースト
- レイヤー1を選択して、境界線の色をスウォッチの赤、幅を0.3ptに変更する。
- レイヤー2を選択して、境界線の色をスウォッチの青、幅を0.3ptに変更する。
- 保存して完了
- 遊舎工房のレーザー加工サービスで以下の商品を選択して注文
- 材料カテゴリ:アクリル マット
- 厚さ: 3mm
- サイズ: A4
- D:マットブラック
- 遊舎工房から「【遊舎工房】加工データ送付のお願い」というメールが届くので、加工データを添付して返信。
- 遊舎工房の担当者が加工データを確認して、問題がなければ加工に進みますという連絡が来る。
- 加工が終わったら遊舎工房から発送メールが届く
- 受け取り
完成品
ネジ穴の大きさや位置に問題はなく、8010FANをネジ止めできた。 まだ本体側の電装後のチェックが終わってないので、取り付けはまだちょっと先。