2009-01-01から1年間の記事一覧

進捗報告はfakeです。

最後にQ&Aタイム。Xiao氏の名言が素晴らしかった。 進捗報告はfakeです。未来をすべて計画するのは不可能であることを認めるべき! Agile Conference tokyo 2009に行ってきた - GeekFactory をネタっぽく言い換えると、 進捗報告なんて飾りです。偉い人には…

ご冗談でしょうSIerさん その5

入社して2年目、某官庁の案件のテスト工程に放り込まれた時の事だ。その案件はjavaの案件だったのだが、クラス名が連番で管理されていた。それだけで本当に恐ろしい案件だったと今更ながら思う。これは発注者側の要請ということだったらしい。また、こういっ…

オフショア発注側と受注側との間で最も大きな認識のずれが生じた課題

先日のエントリに関係するアンケート結果があるので紹介する。 オフショア発注側が認識している課題 「オフショア開発における課題と深刻度」日中の認識のずれ: 日本最大のオフショア開発サイトより UMTPが実施したオフショア発注側に対するアンケートに…

ご冗談でしょうSIerさん その4

「ソースコードの修正履歴をコメントアウトでのこしてください。」本当に冗談であって欲しかった。一体何のためにCVSとかsubversionを使ってんだよ!最終的には、なんとかファイルヘッダへの修正履歴の追加になったけれども、これを聞いたときはいまだにこん…

コンストラクタとstaticメソッド

まずはEffective Javaでおなじみ、「http://d.hatena.ne.jp/makiyamakoji/20090326/p1」で紹介されているstaticファクトリメソッドという方法。 public class Hoge { private Hoge() { ... } // static ファクトリーメソッド public static Hoge newInstance…

ポステルの頑健性原則に関する事例

仕事でバイナリデータをCSV形式に変換するデータコンバートツールを作った時のことだ。コンバートツールのテスト項目に、 「データ変換に関係ない部分のデータが異常でも動作を停止しない。」 というのがあって、これが客の目にとまり、気に入らなかったらし…

オフショア開発失敗の原因

オフショア開発のテストに投入されてえらい目にあわされたことがあったので、原因を考えてみる。 ちまたでは、やれ品質意識が違うだのなんだのと言われてるが、俺がえらい目に遭ったオフショア開発では、仕様書の作成からオフショア開発させていた。そりゃデ…

ポリモーフィズムを使ったリファクタリングの実践例

ポリモーフィズムを使ってないひどいコード設計を見たので、どうリファクタリングするべきだったのかを書いておく。 やばい匂いのするコード そのシステムでは、複数の銀行とのやりとりを行うため、銀行コードに基づいて処理を分岐していた。そうこんな風に …

ご冗談でしょうSIerさん その3

CORBAのIDLのインターフェース仕様書を書かされる。それも、どういう値をいれたら、どういう振る舞いをするのか、といったことを記述するのではなく、IDLをそのまま日本語訳したような仕様書を!たとえば、 int getStatus(string userId, string bnkCd)とか…

身を守るための最低限のビルド手順

継続的インテグレーションとか、デイリービルドとか、そこまでやる時間やリソースが無い場合でも最低限守って欲しいリリース用のビルド手順について勝手に述べます。もちろん、継続的インテグレーションやデイリービルドができるのなら、そちらの方が望まし…

ツンデレ

妻がどこからか「0歳児を動物園につれていくと免疫がついていい… - 人力検索はてなより 妻がどこからか「0歳児を動物園につれていくと免疫がついていいらしい、と有名な脳科学者が言ってた」との情報を得て、動物園に行くことにしました。 ・・が、そもそも…

FFCCクリスタルベアラーのCM

テレビでこのCMが流れるたび、 ∧_∧ ( ゚ω゚ ) 俺に任せろー バリバリC□ l丶l丶 / ( ) クリスタルベアラーッ! (ノ ̄と、 i しーJ を連想してしまう。 (aaはhttp://unkar.jp/read/dubai.2ch.net/ghard/1256392590#l660より拝借。)

antを使うのはズル

ご冗談でしょうSIerさん その2 - Sacrificed & Exploited をマクロを組んで作業するのは実力ではないですか?(1/5) - オフィス系ソフト 解決済み| 【OKWAVE】風にしてみた。 私の職業はJavaプログラマー(派遣)ですが少しantがわかるので自動化できるビルド…

ご冗談でしょうSIerさん その2

javaの開発案件で、antの利用が禁止された。開発用のサーバに入れるのもダメで、開発用のPCに入れるのはOKなんだと。オープンソースがどうたらこうたら言ってたけど、おまえらどんだけオープンソース恐怖症なんだよ。 しかたなくMakeでビルドスクリプト書い…

ご冗談でしょうSIerさん その1

COBOL脳の恐怖 - Sacrificed & Exploitedで書いたSIerの話。SIerから、「日々の進捗をステップ数で報告してください。」っていう指示がきた。 まともに測定したところで、ソフトウェアの完成度とは全く違うなにか別の値が出てくるだけだし。 増えたり減った…

放火犯

http://fafnir.in/post/224800840より改変 平凡な上司は言って聞かせる。 よい上司は説明する。 優秀な上司はやってみせる。 しかし最高の上司は部下の心に火をつける。 だが、最悪な上司は部下の心を折る。 なんだか、山本五十六の「やってみせ 言って聞か…

javaでファイルのドロップを受け付ける部品を作ってみた

参考にしたのは以下のサイト http://terai.xrea.jp/Swing/FileListFlavor.html 「Java SE 6完全攻略」第29回 Swingでのドラッグ&ドロップ その1 | 日経 xTECH(クロステック) SwingコンポーネントへWindows ExplorerからファイルをDrag & Drop - torutkの…

進捗管理について思うこと

進捗状況は自動的に収集する 手動で進捗状況を記入させている場合、頻繁に進捗を入力させると観察者効果により、余計に進捗が進まなくなる。 頻繁に進捗状況を報告させると、進捗状況が改善するどころか、悪化する。 だから、進捗状況は自動的に集まるように…

XMLのDOMをJTree用のTreeNodeに変換するアダプタ

この記事を参考にして、J2SE6でXMLのDOMをJTreeに表示するためのTreeNodeに変換するアダプタを作ってみた。いまさらながら、TreeModelのアダプタにした方が楽だったのではと思ってたりするけど、気にしない。 あと、デザインパターンを必要以上に使っている…

COBOL脳の恐怖

あるSIerの下請けをしていたときの事でした。RDBMSをつかったよくあるWebシステムの開発だったのですが、休日などのマスターテーブルのを編集する画面の設計書に「レコード番号」という項目があるのを見つけて唖然としました。RDBMSを使ったシステムでいまど…

エクストリーム出勤

10日も前の話になるが、今年の台風は風がすごかった。 JJUGに行きたかったけど、JRが動かなくて断念して帰ってきた。 とりあえず横浜までは行ったけど、多摩川あたりの風速が規定値を超えていて、東京側に移動出来なかったので、地下鉄で帰ってきた。 JR羽越…

手順書の鉄則

ビルド手順書だったり、モジュールの配備手順書だったり、そういった手順書を書くときに気をつけている事を勝手に列挙します。 はじめに 手順書を実施するうえで、最大の敵になるのがヒューマンエラーです。 ヒューマンエラーをなくすには、完全に自動化して…

NetBeansのMavenプロジェクトでGUIエディタ上に自作のクラスをドロップ出来ない

NetBeansのMavenプロジェクトで、GUIエディタでswingのフォームをいじっている時に気づいたんだけど、プロジェクトを作る際に、 「Java-Javaデスクトップアプリケーション」で作成したプロジェクトでは、GUIエディタ上に自作のクラスをドロップ出来る。 「Ma…

企業理念と技術者倫理

転職のためにいろいろな会社で面接をうけているのだが、よく落ちるw。エンジニアとして誠実であろうとすると、会社の方針と反してしまうというのが理由の一つらしい。面接をしている人事担当者が言うには、「エンジニア視点というよりは、経営者視点で物事を…

NetBeansのMavenプロジェクトでrome-1.0.jarを使うには

rome-1.0.jarをNetBeans6.7.1のMavenプロジェクトから使おうとしたときにちょっと引っかかったので、対策を書いておく。 対策 原因なんかいいから、まずは対策を知りたいという人向けに先に対策を書くと、以下のリポジトリ設定をpom.xmlに追加するだけ。 ま…

他山の石

137 名刺は切らしておりまして :2009/05/30(土) 14:08:49 id:WldHP32B ひとつの参考として、彫刻業界の話をしよう。墓石や建築建材、モニュメント政策を生業とする業界は生産はおろか デザインですらもその大部分を中国でやっており、国内では営業機能 しか…

恐怖の落ち穂拾い

某製作所には「落穂ひろい」という制度がある。 事故を起こしたあとの反省会のようなもので、トヨタ式に5W(なぜを5回繰り返して、原因を探る)の考え方に基づいて事故の原因を探るのだが、俺が見た限りでは、やってることは学級会のつるし上げと変わらな…

本番環境トラブル時の空気

http://kousyoublog.jp/?eid=2259を読んで、微妙な空気というものを思い出した。ある朝、常駐先に行ったら、ウチのリーダーから 「商用環境でハードウェア障害が発生しました、マシン室にお客さんが来ることもあるので、今日はちょっと深刻な雰囲気でお願い…

運用開始後にトラブルが頻発するプロジェクトの特徴

サーバをさわっているSEがダメダメ 開発環境が安定しない。 設定ミスが多い パッケージをインストールしただけで、設定がぜんぜんされてない。 テスト環境が貧弱 開発用のサーバすらない 本番機で開発しろとか いったいどうやってテストしたのかすら不明なコ…

田んぼアート

このページの田んぼアートの写真を見て、サッカーの立体広告とか、ある一点からみると立体的に見えるアートを連想した。 田んぼの写真を撮っている位置が限定されているようなので、立体的に見える田んぼアートもできるはず。ぜひとも見てみたい。