ご冗談でしょうSIerさん その2
javaの開発案件で、antの利用が禁止された。
開発用のサーバに入れるのもダメで、開発用のPCに入れるのはOKなんだと。オープンソースがどうたらこうたら言ってたけど、おまえらどんだけオープンソース恐怖症なんだよ。
しかたなくMakeでビルドスクリプト書いたけど、クラスパスの設定がえらい面倒だった。
そのわりに、ソースコードの管理がとてもずさんで、プロジェクトに入った当初は、本番環境でコード修正してビルドしていたためCVSとの整合性がとれなくなってる状態だった。なんでSIerがこんな初歩的なミスをおかしているのかと小一時間(ry
高品質なソフトウェアをつくるにはまず高品質なビルド手順を作る事から始めなければいけない。
最終的には以下のような手順におちついた。
- 開発用クライアントPCでレポジトリから最新のソースコードを取り出す
- 開発用サーバにソースコードをアップロード
- 開発用サーバにログインしてソースコードをコンパイル(make)
- 開発用サーバ上に出来ているモジュールを開発用クライアントPCにダウンロード
- 開発用クライアントPCにあるモジュールをレポジトリに登録
- コンパイルしたモジュールのテスト
- テストを通ったらレポジトリのコードとモジュールにラベル付け
- 本番環境に配布
このアップロード、ダウンロード、配布の部分、最初はちまちま手動でやってたんだけど、あまりにビルド事故が多発するので(というか面倒くさすぎるので俺がやりたくないだけなんだが)antで自動化した。antを実行しているのは開発用クライアントPCなので、建前上は問題ない。
開発用サーバでantがつかえたら、もっと手順を簡略化できたのに。
こういう風に何でもかんでも禁止して、交渉の余地もないプロジェクトでは絶対に働きたくない。